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  • 04/20/23:07

06.25.11:33

求められるもの、貢献力の幅

いわゆる日本的な仕事の人間関係や人事、これに関してアメリカにいたころの仲間からは否定的な声がたくさん聞かれていた。

なかには、これに事掛けて「だから日本はだめだ。。。きらいだ。。。」とかいう声も聞こえていたし、少なからず自分の中にもそういう意見に対する多少の賛成はあった。

でも、最近思う。

個人の打開力なんてたいしたことない。
グループ、組織となったほうが数千倍、数万倍の打開力がある。

彼は無能だ。
でも、彼を取り巻く人々は有能で、その周囲の力を惹きつけるのはその彼の人柄であったりする。
たとえば、ある仕事をこなせと言われて一瞬でこなせる人と少しだけ時間がかかる人がいたとする。

この時点での人事の選択は一目瞭然だけど、この人柄やそのひとの周囲も選考ポイントだったりする。
そういう意味で個人的な学歴よりも年齢やその分野の勤続年数が大きな意味を持ったりすることがある。

最近はさまざまな事業の会合に参加させてもらっているんだけど、ここのところよく思うのはそういう部分。

資金や先行投資が億単位の話になるってくると、彼の能力はすばらしいから彼に頼む。。。というよりはあの組織は影響力が大きいからあの組織に一役かってもらおう。そのために彼を引っ張る。

そんな話が多い。

少なくとも自分がこれまでやってきた分野に関しての知識や技術には自信がある。
ただ、それらは例えるなら家を建てるためのほんのひとつの柱というか釘みたいなものか。。。

まわりの柱や他の釘(人)を納得させるものを見せなければ、評価は低いし、目にもとまらない。
今まで自分ならこんなこともできて、あんなことだってできるはず!と思い巡らせていたけど、規模が大きくなればなるほど当たり前のことながらアイデアや知識、技術、そして勢いだけではできない。スタートすら出来ない。

社会は思ったよりも利己的で、それでいて情熱的だ。

自分を人から信頼される・頼りにされる(これらも一般に認めてもらうという)人にするためにもっと自分の知識を外に出していかなければならないと思うし、技術を外に出していかなければならない。もっともっと新しい人と出会ったり、それらの人と理解しあったり、そこでまた学び、自らを改めたり、戒めたり、磨いたり。。。そういう生き方を常にしていたい。

そうでないと「個人」。。。自分のなかでの定義は社会から認められる“個性”を持つ人。。。ではなく「弧人」、つまり、自分の主張ばかりしていざ何かをはじめようとしたときに誰もついてきてくれない人になってしまう。

「個を大切にしない日本」

と言われるが、これはこれで言い訳やひがみの類に聞こえる。狭い国土の日本だからこそ他人とのつながりや自分を認めてもらうことの大切さが大きい。そういう意味で「個」は日本において重要であり、人々をひきつけるものだと思う。広大な農地で自分のからだひとつで生活が足り、自分の思うがままでそれとなく、問題もなく暮らせる世界ではない。

この「個」のレース、なんだかきな臭い感じがするけど、他人も自分も大事にするような生き方が出来れば自然と形成されていくもの。謙虚さは他人をいつでも尊敬し、自尊心も自らの背中を押して明日への力強い一歩を踏み出す大切な心。ひとを見下したり、短気であったり、自分に甘い(大事にしない)、そういうことを続ければ、何が大切なことなのか見失ってしまう。

他人も自分自身も大切にする行き方をしよう。
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